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ぐるなび

東京都内の“おいしい”探訪記

2017.3.1

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『ミシュランガイド東京2017』に新しく登場したラーメン店の中から、今回も2軒をピックアップ。今年で創業27年目を迎える女性店主の老舗店と、有名店で修業後一番弟子として出店し、オープンして1年半足らずの新店といった対照的な注目店を紹介します。取材中にこっそり教えて貰った【行列攻略ポイント】もぜひチェックして下さい。


女将さんの真心に癒される一杯。カラダとココロに優しいほっこり系味噌らぁめん

京王新線・初台駅の北口を出て10分少々、不動通り商店街の中に「一福」はある。2012年の移転を機に、一見小料理屋風にも見える落ち着いた店構えに生まれ変わった「一福」。初めてでも実家に帰ってきたかのような居心地の良さを感じられるのは、店主である石田久美子さんのあたたかい笑顔が一因。ラーメンはもちろんのこと、石田さんに会いに店に通う客も少なくない。

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店名の「一福」には“福がいっぱい来ますように”といった石田さんの想いが込められている。しかし繁盛するまでの道のりは苦労の連続だったそうだ。元々は、旦那さんが脱サラしてはじめた店だったが、離婚が原因で存続が危ぶまれる。石田さんは当時専業主婦だったが、常連客からの願いもあり、店を引き継ぐことを決心した。

まずは勉強からと、札幌をはじめ様々なラーメン店を食べ歩き、独学で味づくりや素材選びに挑んできたという。当初は塩ラーメンや餃子に野菜炒めなど、数多くのメニューを提供していた。馴染みの同業者からアドバイスを受け、ある時から味噌に特化したラーメンを出すことに専念した。“「一福」らしさあふれる味噌ラーメンを出したい”その想いを胸に、寝る間を惜しんで味噌の研究を続けた。店が軌道に乗るまでなんと8年の間、赤字だったという。

現在はスタンダードな「味噌らぁめん」730円(税込・以下同)を中心に、やはり味噌を使った「味噌ぴりか」830円と「囲炉裏麺」1,080円が脇を固める。味噌を熟知した石田さんだからこそ完成させることができた3種類の違った味わい。また、土日限定で坦々麺風の創作ラーメン「ごまみそずい」900円が登場する。

看板メニューである「味噌らぁめん」(写真下)の第一印象は一口目からホッとする優しい味。スープと味噌ダレの一体感がジワっと体に染み込んでくるような、滋味深い味わい。シンプルでいてどこか懐かしいおふくろの味のような安心感がある。

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