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ぐるなび

東京都内の“おいしい”探訪記

2017.5.17

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北海道と聞くだけで、食欲中枢が刺激される。新鮮な魚介類、新緑の下で味わうアスパラとトウモロコシ。お金と時間さえあれば、すぐにでも飛んで行きたくなる土地だ。2017年5月19日(金)に『ミシュランガイド北海道2017特別編』が発売となる。青空に浮かぶ白い雲を見ながら考える。いつ行こうか。ますます想いは北の大地へと向かう。

北海道へ旅立つ自由が得られなくても心配する必要はない。『ミシュランガイド東京2017』で、北海道料理のカテゴリーとして唯一紹介されている店が東京・日本橋にある。その名も「カキ酒場 北海道厚岸 日本橋本店」だ。厚岸町まで行くには、札幌からでも特急で4時間、空路で50分。東京からは最寄りの釧路空港まで1時間45分かかる。

“ふるさと”だったら「遠きにありて思ふもの」でいいかもしれないが、カキはすぐにでも味わうのが一番。早速、暖簾をくぐるべく都心へと足を向けた。

日本橋のビルの中にある厚岸町

百貨店の前を通り抜け、店があるビルにたどり着く。地下へとつづく階段は、まるで北海道へとワープする秘密のトンネルのようだ。扉を開ければ、そこにはカキを養殖するときの網が飾られている。

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カウンターの脇には氷の上にびっしりと並べられた殻付きのカキが見える。間違いない。ここはもう厚岸町なのだ。地下であることで外の景色が見えないのが幸いしているわけだ。

早速、テーブルについて生ガキを注文した。厚岸町は夏でも最高気温が20℃前後で、通年でカキを出荷している日本で唯一の土地だ。有名なのはブランド牡蠣の「マルえもん」と「カキえもん」。

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「マルえもん」はサイズによって値段が決められており、60~90gのMサイズが390円(税別、以下同)、90~120グラムのLサイズが490円、120〜150グラムのLLサイズが590円となっている。LLサイズを2個食べるより、Mサイズを3個食べたくなるが、お勧めは大きなサイズだという。なぜなら大きくなるほど、クリーミーで味が濃厚になるからだそうだ。

「カキえもん」はLLサイズだけを用意していて650円と値が張る。思い切って、マルえもんとカキえもんのLLサイズを食べ比べることにした。

はかなく消える海のジュース

少し細長く大きいのが「マルえもん」。ポン酢、レモンとライム、海苔などの薬味が用意されているが、あえてそのまま食べることにした。口元まで持ってきて、さすがに大きいことに気づく。だが、ためらわず一気に口の中へと滑り込ませる。ゆっくりと噛み締めると、磯の香りが弾けるように広がっていく。

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