

東京都内の“おいしい”探訪記
2019.10.11
【タクボ】赤身肉のおいしさを引き出す、開放暖炉を駆使した薪焼きイタリアン
「お客様がリラックスして食事を楽しむことができれば、よりおいしさを感じてもらえるはずです」
タクボ オーナーシェフ 田窪大祐
レストランの激戦区である恵比寿から、少し歩いた代官山の住宅街。2016年に移転・オープンした「タクボ」は、その翌年の『ミシュランガイド東京 2017』から3年連続で一つ星として掲載されている。特注の開放暖炉を設えた独自の「薪焼き」スタイルで、こだわりの火入れによるうまみの詰まった赤身ステーキが魅力のイタリアンだ。

「自然」をコンセプトとした店内に入ると、木の薫香と肉の香ばしい香りが漂う。草木など自然素材が使われるインテリアに、木目の美しいカウンターテーブルが目を引く。オープンキッチンはステンレスを使用する店も多いが、シックなグレーのレンガを壁面に採用。随所に温かみが感じられる。
「お客様がリラックスして食事を楽しむことができれば、よりおいしさを感じてもらえるはず」と語るのは、オーナーシェフの田窪大祐氏。コンセプトの「自然」には、食材やワイン、器はもちろんのこと、スタッフやシェフ自身も自然体で働き、背伸びするような接客でなく、客との自然なコミュニケーションを大切にしたいという思いが込められている。

薪焼きブームの中、注目されてきた同店。田窪氏は、多くのシェフを輩出しているイタリアンレストラン「アロマフレスカ」の出身だ。ビステッカをはじめとする肉料理の名手が群雄割拠するなか、赤身肉と薪焼きの両方にこだわってきた。
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